■ ID | 730 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 強磁性体担持多孔性炭素材料による水中の汚染物質の吸着除去 |
■ 著者 | 大倉遼一
新潟薬科大学 大野正貴 新潟薬科大学 鈴木和将 埼玉県環境科学国際センター 小瀬知洋 新潟薬科大学 浅田隆志 福島大学 川田邦明 新潟薬科大学 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第44回日本水環境学会年会、平成22年3月17日 |
■ 抄録・要旨 | 粉末活性炭などの炭素材料は水中で拡散させ、迅速に物質を吸着することが可能である。浄水処理における農薬などの突発的な流入にも対応が可能である一方、使い捨てであるため高コストで、使用に際してはろ過等により除去する必要があるという問題点がある。そこで、活性炭回収を容易にするために、陽イオン交換樹脂に鉄を担持させたものを炭化し、強磁性体多孔性炭素材料(ESS-1)を作成し、農薬及び重金属の吸着する能力を調べることによりその性能評価を行った。本講演では、ESS-1における農薬及び重金属の吸着等温線を作成し、ESS-1の吸着能力を評価した。
吸着等温線から求めたESS-1の農薬フェニトロチオン吸着量は0.7mmol/gであり、これは、市販の活性炭における値とほぼ同程度であった。また、銅及び鉛に対して、ESS-1は市販の活性炭と同程度の吸着能力を示すことがわかった。したがって、浄化剤などとして使用が期待できると考えられる。 |
■ キーワード | 廃水処理, 農薬汚染, 重金属汚染, 吸着, 吸着剤, 強磁性体, 多孔質体, 炭素材 |
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